イートモ日記

何をねらいとしてやるかによってゲームの効果は変わる

競争原理から協力原理へ「冬休みビンゴ」

長期休み明けには,よくゲームをします。今回は,「冬休みビンゴ」というゲームを2種類のやり方でやりました。1回目は,競争原理に基づいて行い,2回目,3回目は協力原理に基づいて行いました。

1.「冬休みビンゴ」を競争原理でやった時
《やり方》
① ビンゴカードを配る。
マスには、事前に子どもたちが冬休み中にしていそうなことを書いておく。
「おもちを食べた人」「外で元気に遊んだ人人」「初もうでに行った人」など

② スタートの合図で子供たちは席を立ち歩き,ビンゴカードに書いてあることをしていそうな友達を探す。

③ 「おもちを食べましたか?」などと質問をして,あてはまればサインをしてもらう。

④ 時間内に、多くのビンゴを達成した人の勝ち

最初は,このようにやりました。多くの友達と関わることができる上に,冬休みの出来事についても話ができました。ただ,このやり方では,友達と協力することのよさは味わいづらいです。
「時間内に多くのビンゴを達成した人が勝ち」というルールなので,少数の勝者と多数の敗者という構図ができあがってしまいがちです。単純に楽しいのですが,学級づくりのねらいからするとちょっとものたりません。


2.「冬休みの出来事インタビュービンゴ」を協力原理でやった時
 今度は同じものを協力原理でやってみました。
楽しいだけでなく,みんなで協力することのよさを体験してもらいたいからです。
① ルールを変更する。
「時間内に多くのビンゴを達成した人が勝ち」
       ↓
「時間内にクラス全員が全ビンゴを達成したらみんなの勝ち」

② 全体のルールを説明した後,「どうすれば全員が全ビンゴできるか」を話し合う。
次のアイデアが出ました。
「1回目にやったものを参考にする。」
「自分から『ぼく〜したよ』と大きな声でみんなに言う。」
「サインを速くする。」
そして,実際にやってみました。なんと,制限時間ぎりぎりで全員がビンゴを達成することができました。まだビンゴになっていない子を連れて歩いてサインをもらう子,「ぼく~のところサインできるよ。」とみんなに呼びかける子がいます。1回目とは大きな違いです。協力

する姿がたくさん見られました。しかし,同じ人からサインをもらっていた子がいたので,残念ながら,クリアとはなりませんでした。こういうことを正直に言えるところがすばらしいです。そして,この時,「失敗しても責めないよ。」と呼びかけている子がいました。さすがだなあと思いました。こういう発言があるから安心してゲームを楽しめるのです。
今度こそはと3回目に挑戦しました。
再び作戦タイムを取りました。今度は,全ビンゴ達成した人がわかるようにするために赤白ぼうしをかぶろうという意見が出ました。最初は白ぼうしにして,全ビンゴできたら赤ぼうしにすることにしました。これなら,誰を手伝えばよいのかがすぐにわかります。よいアイデアです。
そして,3回目に挑戦しました。3回目なので,ハードルを上げて,制限時間を1分短くしました。
そして…。なんと全員が全ビンゴを達成することができました。今度は,同じ人からサインをもらってしまったというミスもありません。
みんなでハイタッチをして喜びました。
クリアした時のみんなの喜びは,競争原理でやった時とは比べものになりません。
ゲーム1つとっても,どんなねらいでやるのかによって,結果が大きく違います。
                               
                       感想
 2学期よりも,みんなが仲良くなっていてすごかったです。まとめてくれる人がいたり,わからなくて困っている子を助けてあげられる人がいたりしたので,これからもこんな感じでみんながもっと仲良くなればなと思いました。                                

 わたしは,みんなと「これやった?」「あれやった?」としゃべってさがすのが楽しかったです。なので,またやりたいです。その時は今より1分早く終わらせてみたいです。みんなと楽しく明るく仲良くできて,よかったです。                                   

 友達と協力できて,教え合って楽しかったです。先生がいない間もちゃんと話し合って決められたので,とてもよかったです。赤ぼうしになった人から,白ぼうしの人に教えていたので,とてもすごいなと思いました。                                      

 1回目,2回目は全ビンゴできなかったけど,3回目で全ビンゴできてよかったです。あゆみさんやななみさん,ことなさんが教えてくれてよかったです。みんなが全ビンゴできてよかったです。全ビンゴできて,みんなで喜んでいる時が楽しかったです。                      


 こんなに協力できていて,みんなは相手のことを考えられるんだなと思いました。みんなとまた仲良くなれたのでよかったです。達成できたのがとてもうれしかったです。           


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# by pyson-i | 2018-01-09 20:35 | Comments(0)

山田監督の言葉

全国高校サッカー選手権決勝を見ました。
前橋育英高校が優勝しました。
山田監督が話したこととして紹介された言葉が,心に響きました。
「日本一の山,富士山に登ったが,頂上からの景色は霧で何も見えなかった。大切なのは,頂上からの景色を見ることではなく,頂上を目指して進んだ経験である。」(文責イートモ 確かこんなような内容でした。)

目標をもって,それを達成するためにがんばることはすばらしいことです。
目標を立てれば,今の行動が変わります。
しかし,目標は達成できる時もあれば,できない時もあります。
では,目標を達成できなければ,その人はだめな人なのでしょうか?
その経験は,無駄な経験なのでしょうか?
そんなことはありません。
もちろん,目標を達成することはすばらしいことです。
でも,目標に向けてがんばっていること,そのことに価値があるのです。

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# by pyson-i | 2018-01-09 06:07 | Comments(0)

簡単黒板アートで子どもたちを迎える

黒板アートで教室に子どもを迎える。
「絵心のない自分にはちょっと…。」
そう思うのはまだ早いです。
簡単にできる方法があります。
①スマホかパソコンで画像を検索します。
②プロジェクターにつなぎ,画像を黒板に映します。
③チョークでなぞります。
④あとは,色をぬるだけです。
絵心のない私でも,このなんちゃって黒板アートで子どもたちを迎えることができます。

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# by pyson-i | 2018-01-08 18:07 | Comments(0)

コウデナケレバナラナイトイウコトハナイ

熊本から帰って来ました。
道徳の勉強をしてきました。
今回,強く思ったのはコウデナケレバナラナイトイウコトハナイということです。
自らがんじがらめにする必要はなく,もっと自由な発想で授業を作っていこうと思いました。
いつの間にか,コウデナケレバナラナイと幅を狭めていました。
授業を楽しもうと思いました。

一番勉強になったのが,鈴木健二先生の「小さな道徳」です。
「教材+発問」を基本にして,短い時間の道徳授業を作っていくというものです。
日常の場面の切り取り方,思考を刺激する発問の仕方が,よいと思いました。
実は,似たようなことをやっていましたが,今回,お話を聞いて自分の中で整理されました。

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# by pyson-i | 2018-01-07 08:02 | Comments(0)

熊本で

熊本に来ています。
なんと、この熊本で、私が6年前に書いた本を読んで下さった先生にお会いすることができました。
感想を聞かせていただきました。
あの本で伝えたかったことを読み取ってくださっていて、嬉しくなりました。
あの本の中では、わかりやすい言葉で「人気の先生」という言葉を使いましたが、言いたいことは、子どもとよい関係を作るために努力をしましょうということです。
人は嫌いな人の言うことはなかなか聞くことができません。
「一生懸命勉強しなさい。」
「友達と仲よくしなさい。」
 言っていることは正しくても、これらの言葉を嫌いな人から言われた場合、素直に聞くことはできません。
反発するかもしれません。「あなたに言われても...。」と思わせてしまうかもしれません。誰に言われるかも大事なのです。
耳が痛い話もしなければならないことはありますが、それは関係ができてからでよいのです。
関係ができてからなら、「先生の言うことなら」と聞いてくれるのです。
そんな話ができました。
この熊本で、6年前に書いた本の話ができて嬉しかったです。

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# by pyson-i | 2018-01-06 19:32 | Comments(0)

楽しさややりがいは

楽しさや、やりがいは、必要最低限を超えたところにあります。
ルールの上の方です。
文句を言われない程度にやろうとすると、そこには楽しさややりがいはありません。
多忙感だけが残ります。
必要最低限を超えたことをやろうとすれば、確かに多忙です。
しかし、多忙感はありません。
「あなたの予測を上回ってみますよ。」
内心そんなことを考えてやるから、楽しいし、やりがいがあるのです。
今回、学級通信を書き続けています。
12月の時点で150号を越えました。
楽しさややりがいを感じています。

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# by pyson-i | 2018-01-06 00:08 | Comments(0)

教え子たちから年賀状が続々と届いています。
教え子たちは,9歳から26歳までと幅が広がってきました。
過去に担任した教え子たちに,その時々で,真剣に向き合ってきたつもりです。
だから,一年に一度,年賀状を通して,関わることができることを心から嬉しく思います。
しかし,当たり前のことですが,過去に担任した子たちに,今は直接関わることができません。
それができるのは,今担任している子たちだけです。
それも,数ヶ月後には,直接関わることはできなくなります。
だからこそ,一瞬の今を大切にしたいです。

これは,我が子たちについても言えます。
現在,上の子が6年生,下の子が1年生です。
同時に小学生でいるのはたったの1年間だけなのです。
長い目で見たら,ほんの一瞬です。
一瞬の今を大切にしたいです。
今しかできないことをしたいです。

昨日は,アスレチックに行きました。
水上コースが有名な清水公園です。
私は,寒空の中,水に落ちて,くつがびしょびしょになりました。
これも今しかできませんね。笑

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# by pyson-i | 2018-01-04 06:57 | Comments(0)

ミスが基本的にあるのが人間だと思っている

「ミスが基本的にあるのが人間だと思っている」
昨年末群馬でお会いした先生がおっしゃった言葉です。
すぐにメモをしました。
大切な心構えだと思ったからです。

大人でも失敗をするのです。
子どもが失敗するのは当たり前です。
「基本的にミスをするものだ」と思っていると,心にゆとりをもつことができます。
こちらに余裕がないと,腹が立ってしまいます。

人間は必ず失敗をします。
自分では,そんなつもりはなくても失敗をして人に迷惑をかけてしまうこともあります。
失敗のないように,努力することは大切ですが,100%失敗がないということはあり得ません。
必ず失敗をするのです。
失敗をした時に,その失敗の責任を自分で取り,誠実に行動することこそが大切なのです。
心にゆとりがあれば,そんな指導のチャンスであると思えるのです。

私たち教師も失敗をしないように努力はします。
しかし,100%失敗をなくすことはできません。
子どもたちは,見ています。
失敗をした後の教師の姿を。
自分で責任を取り,誠実に行動しているかどうかを。




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# by pyson-i | 2018-01-03 08:06 | Comments(0)

アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない

ジェームス・W・ヤング氏は言いました。
「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない。」

「好きですか嫌いですかゲーム」と「背中の動物当てゲーム」を組み合わせたら,おもしろいゲームができました。

解答者2名が,黒板に書かれているお題を当てるゲームです。
フロアーの反応を手がかりに,先に当てた方の勝ちです。

「好きですか嫌いですかバトル!」

やり方
①解答者2名を決める。
②解答者は黒板に背を向けて座る。
③出題者は,黒板にお題を書く。
 (例)ゴキブリ
④解答者2名はじゃんけんをして順番を決める。
⑤先攻の解答者がぬいぐるみをもつ。(どちらに解答権があるかわかるようにするため)
⑥フロアーは,教師の合図で解答者に聞く。
 「好きですか?嫌いですか?」
⑦ぬいぐるみをもっている解答者が答える。
 解答者が正しく答えていたら,「おぉー!」。変な答えだったら,「えー!」
 この場合は,ゴキブリなので 
 「好きです。」→「えー!」
 「嫌いです。」→「おぉー!」
 となる。
⑧解答者はぬいぐるみをもう1人の解答者にわたす。答えたら,わたしていく。
⑨フロアーはぬいぐるみをもった解答者に質問をする。
 「はい」か「いいえ」で答えられる質問を基本とするが,解答者が答えられそうな場合は,そうでない質問でもよい。
 (例)
  「それを食べたことはありますか?」→「はい」→「えー!」
  「それは○○さんより大きいですか?」→「はい」→「えー!」
  「それはこの間,教室にいましたか?」→「はい」→「おー!」
  「それは,先生に退治されましたか?」→「はい」→「おー!」
⑩解答者はわかったところで挙手をして答える。
 「わかった。ゴキブリだ!」→正解

基本は「好きですか嫌いですかゲーム」です。
解答者が2名で勝負するところが新しく加わりました。
これが「背中の動物当てゲーム」の要素です。
もっと人数を増やしてもできます。
「好きですか嫌いですかゲーム」はおもしろいゲームですが,解答者に1名しかなれません。
やりたい子ができないという弱点がありました。
これは,一度に複数人が解答者になれるので,解答者をやりたい子がたくさんいるクラスにおすすめです。





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# by pyson-i | 2018-01-02 19:04 | Comments(0)

毎日1時間ずつ

冬休みに入ってから,毎日1時間を家族で勉強タイムにしています。
テーブルに集まってそれぞれの勉強をしています。
私は,宇佐美先生の本の視写をしたり,新学習指導要領について書かれている本を読んだり,道徳についての本を読んだりしています。
たったの1時間ですが,机に向かって勉強をする習慣作りになればよいと思っています。
息子たち,よくがんばっています。
冬休みが終わっても続けられたらいいなと思います。
まあ,そのためには,働き方を変えなければいけませんね。


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# by pyson-i | 2018-01-01 18:04 | Comments(0)

小学校の教員イートモの日々の出来事や思いのメモです。 
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