イートモ日記

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「ほめ言葉のシャワー」っぽい健康観察

朝の健康観察では,名前を呼ばれて元気だったら「はいっ」と元気に返事をします。
これが4月は全然できませんでした。
恥ずかしがって声がでない。
そもそも大きな声を出したことがない。
そんな様子でしたが,楽しい雰囲気の中で20以上の指導法を駆使して,全員がキラキラした笑顔で元気に返事ができるようになりました。
全員ができるまでには半年くらいかかりました。
(もちろん、健康観察なので調子が悪い時には無理して元気な返事はしなくてもいいし,表情も暗くてよいと思います。)

次の段階では,教師が出すテーマの答えを返事の後に答えるようにしました。
「好きな動物」「好きな教科」「好きな色」「好きな食べ物」などです。
「今日は何だろう?」と健康観察を楽しみにしている子が多くいました。
友達が何て答えるのかが楽しみなようでした。
「はいっ。ラーメンです」と元気に答えました。

そして,今の段階です。
返事の後にほめ言葉を言います。
「クラスのよいところは?」
「隣の人のよいところは?」
これらに全員が元気に答えられます。

今は「日直さんのよいところ」を答えるようにしました。
菊池省三先生の「ほめ言葉のシャワー」のようになりました。
「はい。○○さんのよいところはスポーツが万能なところです。」
「はい。△△さんのよいところは,やさしいところです。」
「はい。××さんのよいところは,人が見ていないところでも親切なことをしているところです。」
と短い言葉で答えるようにしました。

私は,ほめ言葉のシャワーは過去に2回実践したことがあります。
これは,本当にすばらしい実践です。
人のよいところを見ようとし,それを言葉で表現する力がつきます。そして,褒められる子にとっては,クラスのみんなから褒めてもらえるというなかなかない機会を得ることになります。
ただし,時間がかかってしまうというデメリットもあります。
私は,6年生を担任していたということもあり,この「ほめ言葉のシャワー」を使って,話す力を鍛えたいと思っていました。具体的なエピソードを語ったり,価値語を使ったり,比喩を使って話したりといろいろ指導を加えていく中で,どうしても一人一人が話す時間が長くなり,全員が話すのに10分くらいはかかるようになりました。
今の私は,帰りの会では他にいろいろやりたいことがあるので,ほめ言葉のシャワーをやるという選択肢は選びませんでした。
(「ほめ言葉のシャワー」をこれからやる方は菊池学級の映像を見てからやることをおすすめします。失敗がなくなると思います。子どもたちの姿のイメージがもてるからです。私は映像を初めて見たときに衝撃を受けました。それまで文章を読んで「こうだ」と思っていたものとすいぶん違ったからです。)

帰りの会に「ほめ言葉のシャワー」を短い言葉でやるという選択肢もありますが,今の私は健康観察のついでにちょこっとそれっぽいことをやるという方を選びました。

日直の子が返事をする時に何を言うかを決めました。
子どもたちが「日直さんは,先生のよいところを言うことにしよう」と言ってくれたので,私も褒めてもらえることになりました。
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by pyson-i | 2016-01-31 06:28 | Comments(0)

45分の授業をどうするかという発想だけでは子どもに力をつけることはできない

国語の授業名人と呼ばれる先生と学年を組んだことがあります。
学年を組んでわかったことは,45分の国語の授業だけで子どもに力をつけようとはしていないということでした。
もちろん、45分の授業が優れていることは事実です。
授業を参観させていただきましたが、楽しいし,子どもに力のつく授業でした。

しかし、私にとっては,その授業よりも授業以外での取り組みの方が驚きでした。
・新聞の天声人語の視写
・古文の暗唱
・あらゆる場面で自分の考えを文章にする
・辞書引き
ここまでやるから,あそこまで力がつけれれるんだと思いました。

子どもに力をつけるためには,45分の授業をどうするかだけでなく,もっと大きな枠組みの中で子どもたちをどう鍛えていくのかを考えなければなりません。
そんな考えに至りました。

子どもが自ら学びたくなるような,あるいは学ばざるを得ないようなシステムを作るという視点をもつことが大切です。

なかなかこういうことは校内研究などで扱われませんが,とても大切なことだと思います。

私も試行錯誤を重ねながら,システムを作っています。
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by pyson-i | 2016-01-30 06:33 | Comments(0)

無意識を意識化する努力をする

無意識のうちに人を傷つけていることがあります。
それはちょっとした言葉であったり,表情であったり,しぐさであったりします。
「よい先生になるぞ!」
そう思っていても,いつもそれを意識して,体現できているわけではないのです。
意識してもできません。
無意識はもっとひどいです。

評価を落とすのは,無意識の時です。
無意識でやっていることをすべて意識化することはできません。
まずは,無意識にいろいろなメッセージを伝えているという自覚をもつことが大切です。
まったく身に覚えのないようなことを,人から言わることもあります。
そんな時,「自分には無意識のうちに人にそのようなメッセージを伝えてしまっていうこともあるのだな。」と自分自身の無意識の行為に目を向けることができます。
改善し,成長することができます。

時々,立ち止まって考えることです。

私,日々反省です。
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by pyson-i | 2016-01-29 21:15 | Comments(0)

できることがあたりまえではない

ちょっと前のことです。
「パパ,ぼく寝る前にガラガラペーの練習する。」
二男が言いました。
「うがいがきちんとできるようになろうね。」と幼稚園の先生に言われたそうです。

ただのうがいですから,すぐにできるようになりました。
しかし,できるようになったことがうれしかったようで
「パパ,ガラガラペーするから見てて。」
と見せてきます。
しばらくすると,
「もう一回ガラガラペーする。」
とまたうがいをしに行きます。

長男が小学校に入学した頃,安全ピンが外せなくて練習しました。
リボン結びもそうでした。

小学校で高学年の担任を多くしていると,できることがあたりまえのように感じてしまいます。
しかし,最初からできたことなどほとんどないのです。
子どもはそれまでに一つ一つ身に付けてきているのです。
何度も練習したこと。
大人に教えてもらったこと。
できなくて悔しかったこと。
友達に励まされたこと。
一つ一つに物語があります。
そんな物語を想像すると,子どもを見る目が優しくなります。
言葉が変わってきます。

日々忙しいですが,そんな物語を想像していたいです。
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by pyson-i | 2016-01-29 05:00 | Comments(0)

「わかってくれている」という甘え

子どもたちや保護者は、こちらの状況をわかってくれている。
それは、甘えです。

自分が子どもの時のことを思い出してみます。
自分のことで精いっぱいで、先生がどんな状況なのかなんて想像していませんでした。
人生経験が圧倒的に足りなくて,他人がどんな状況にあってどんな気持ちでいるのかなんて想像ができないのです。(もちろん,できる子もいますが、すべての子ができるわけではありません。)

教員ではない大人が学校のことを話しているのを聞くと,
「ああ,そういう風に見えているんだ。」
と驚いたことがあります。

こちらの状況をすべての人がわかってくれているわけではないのです。
ちょっと考えてみれば当たりまえのことなのですが,ついついそれを忘れ、説明することを怠ってしまいます。
「わかってくれているでしょ」と思ってしまいます。

しかし,これがたいてい話せばわかってもらえるのです。
だから,「わかってくれている」という甘えを捨てて,話すことが大切です。
もちろん,こちらの事情を一方的に話すのではなく,相手の事情も聞くこと。
対話をすることが大切です。

家族や周りの人たちにもそうですね。
自戒を込めて。
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by pyson-i | 2016-01-28 17:16 | Comments(0)

教師が魅力的だと感じる素材が子どもにとっても魅力的だとは限らない

自分で授業を考える時,私の場合つい自分が魅力的だと感じるものを素材にしてしまいがちです。
大人である私が魅力的だと感じることが,必ずしも子どもにとって魅力的だとは限りません。
子どもたちとの年齢がどんどん広がってきているので,目の前の子どもたちにとって,どんなことが魅力的なのかを知る努力をしなければなりません。
自分にとっても魅力的,子どもたちにとっても魅力的。
そんなものを探していきます。
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by pyson-i | 2016-01-28 05:28 | Comments(0)

朝起きてから15分で家を出る

私は,朝起きてから,家を出るまでに1時間くらいかかります。
目が覚めてから,ファンヒーターの前でぼーっとしていたり,猫の世話をしたり,メールをチェックしたり・・・。
家を出るまで動作がのろのろとしていて,早起きをしているのに,家を出るまでに時間がかかってしまうのです。
先日話した友人は起きてから家を出るまで15分だと言うのです。
信じられませんでした。

昨日。
サッカーのオリンピックアジア最終予選をどうしても見たいと思っていました。
しかし,最後まで見ると寝るのが0時過ぎになってしまいます。
部活の朝練があるため,6:50には学校に着いていたいです。
そして,私は6時間は寝ないと調子が出ません。
朝6:10に起きて6:25に家を出ることができれば,部活の時間にも間に合います。
どうしてもサッカーを見たかったので,「よし。これでいこう。」と思いました。

学級通信の印刷や,授業の準備などいつもは早朝にする仕事をすべて前日に終わらせました。
そして,夜のうちに,翌朝の家での準備もすべてしておきました。
起きてからの動線も頭の中ですべてシミュレーションしておきました。
すると・・・。

できました!

学校には6:45に到着し,いつも通り教室の子どもたちの机をふきながら,子どもたちを迎えることができました。

今年から始めた16:00台に職場を出ると決める作戦もそうですが,やると決めるとできてしまいます。
あれこれ工夫をしようとします。
頭が働き出します。
「時間がない。」
「忙しい。」
などと言っておきながら,自分がいかに時間を無駄にしていたかがわかりました。

サッカーも勝って,オリンピック出場を決めたし,よいことばかりです。
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by pyson-i | 2016-01-27 20:01 | Comments(0)

学級担任の仕事NGパターンOKパターン⑥「保護者対応」

デパートで,次のアナウンスが流れていました。
「小さなお子様が,お怪我などされないよう,どうか店内を走り回らぬよう,お願い致します。」

幼稚園の運動会では,子どもたちが参加するだけで,ご褒美として大きなメダルやトロフィーがわたされます。

習い事では,保護者が,毎回のレッスンを参観することができ,終わった後には,先生に個別に要望を伝えることができます。

このように,学校以外の場で,子どもと保護者は,お客様であり,消費者なのです。

だから,学校もこのようにしなければならないと言いたいのではありません。
こういう状況で入学してくるということを理解することが必要なのです。

まずは,相手のこれまでの文脈というものを理解に努めなければなりません。
その上で,信頼関係を築き,こちらの要望も伝えていきましょう。
保護者の中には,これらを学校にも要求する人がいてもおかしくない状況なのです。
これを踏まえて保護者との対応を考える必要があります。

学校は,保護者や子どもの個別の要望を満たすためにあるわけではありません。
子どもたちの人格の完成を目指し,平和で民主的な国家社会を形成する国民の育成のためにあるのです。そのために必要なことは,子どもや保護者が望まなかったとしても,行わなくてはいけません。
耳が痛いことも言わなければなりません。
保護者や子どもの個別の要求すべてに応えることはできません。
学校は,学校であるということをきちんと伝える必要があります。

しかし,「何を言うかよりも誰が言うか」ということが大事です。
「この先生の言うことなら」と思ってもらえるだけの信頼関係を築く努力をした上で,伝えましょう。
それでも,完全には理解してもらえないかもしれません。
それは,人は,一人一人価値観が違うからです。
そして,こちらの価値観が正しくて,相手が間違っているというものではないからです。
こういう心持ちでいると,言葉が変わってきます。

保護者や子どもとの関係がうまくいかない時はたいてい次の2つが原因です。
1つ目は,信頼関係が築けていないことです。
信頼関係が築けていないと,小さなことでも,相手は心配になったり,不快になったりします。
逆に信頼関係が築けていると,「あの先生のことだから何か考えがあるのだろう」と思ってもらえます。

2つ目は,価値観が違うということです。
こちらが小さなことと思っていることを相手も小さなことと思っているとは限りません。
逆に,こちらが大きなことだと思っていることを相手も大きなことと思っているとも限りません。

NGパターン
相手を理解しようとせずに,こちらの言い分を通そうとする。

OKパターン
まずは相手を理解することに徹する。信頼関係を築いた上で言うべきことは言う。
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by pyson-i | 2016-01-26 20:46 | Comments(0)

ミャーコを拾った日

11年前の朝のことです。

車で出勤していました。
ふと,左前方に目をやると,ゴミ捨て場で,子猫とカラスが向かい合っています。
カラスが子猫をつつこうとしているように見えました。
慌てて車を止め,近寄りました。
カラスは逃げていきました。

猫は動きません。
持ち上げてみると,本当に小さかったです。
顔を見てみると,両目がふさがっていました。
全身血だらけでした。
ただただミャーミャーと弱々しい声で鳴いていました。

猫を車に乗せ,家に帰りました。
そのままにはしておけなかったのです。
コンビニで牛乳と猫缶を買いました。
家に着き,猫を段ボールに入れ,買った猫缶と牛乳を与えました。
牛乳はまったく飲みませんでしたが,猫缶はものすごい勢いで食べました。
少し安心しました。
オクサン(この時はまだ結婚していませんでした)にお願いし,猫を見ててもらうことにしました。
心配でしたが,仕事に行くことにしました。
運動会前でやることは山積みでした。

学校に着いてからも猫のことで頭がいっぱいでした。
「大丈夫かな?」
「助かるかなあ?」
「両目がふさがっていたけど,カラスにやられたのかな?」
「夢中で連れて帰ってしまったけど,本当によかったのかな?」
「余計なことをしてしまったのかもしれない。」
「本当はお母さん猫が近くにいたんじゃないか?」
「飼い主がいたんじゃないか?」
「今住んでいるアパートでは動物は飼えないけど,どうしよう?」
自分がしたことは,よいことなのか自信がなくなっていました。
むしろ「余計なことをした。悪いことをしてしまった」と思い始めていました。

勤務時間を終え,飛ぶように家に帰りました。
猫はまだ生きていました。
「ああ、よかった。」
急いで動物病院に連れて行きました。
猫をくるんだタオルは血だらけになりました。

「これは大変だ。」
高齢の先生が見てくださいました。
風邪と栄養失調で死にかけていたそうです。
体重は400gしかありませんでした。
血は,カラスにやられた傷ではなくノミによるものでした。
小さな体にびっしりノミだらけだったのです。
目がふさがっていたのは,風邪による目やにが原因でした。
看護婦さんにふいてもらったら,目が開きました。
かわいい顔でした。

病院の先生が猫に向かって言いました。

「命を助けてもらってよかったね。」

私はこの言葉を聞いて救われました。
自分がよいことをしたという自覚はまったくなくなっていました。
むしろ悪いことをしてしまったのではと思っていたのです。
それが,この一言で自分の行動を肯定してもらえた気分になれたからです。

大人でも自分の行動に自信が持てないときがあります。
子どもならなおさらです。
だからこそ,教室の子どもたちに温かい言葉をかけてあげようと思いました。

猫を飼うことを決め,名前をミャーコとしました。
ペットが飼えるアパートに引っ越しました。

まさか1年後にまったく同じような状況でもう一匹猫を拾うことになるとは,この時は知るよしもないのでした。
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by pyson-i | 2016-01-25 20:59 | Comments(0)

子どもに届くように

勉強すればするほど、高度なことを子どもたちに教えたくなります。
しかし、相手は、10年くらいしか生きていない子どもたちです。
圧倒的に人生経験が足りません。
それなのに,あれもこれも教えたくなってしまうのです。

子どもに教えることはもっともっと単純でよいのではないかと思うのです。

私の言葉は本当に子どもに届いているのでしょうか?

もっともっと単純なことを、子どもに届くように。
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by pyson-i | 2016-01-25 05:56 | Comments(0)

小学校の教員イートモの日々の出来事や思いのメモです。 
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